TikTokライブを使わない判断も正解

TikTokライブを使わない判断も正解

配信・TikTok LIVE
この記事のポイント

「流行ってるからやる」は愚策だ。自社のリソース(人・金・時間)と照らし合わせろ。継続できないなら、最初からやらない方がいい。撤退戦(Retreat)も立派な戦略だ。

「TikTokライブ、流行ってるらしいよ」
「うちもやろうか」

このノリで始めて、死屍累々。

「やらない」という決断。
これは逃げではない。
高度な戦略的判断だ。

リソースの配分。
勝てない戦場には行かない。
孫子の兵法だ。

1. 継続リソースの欠如

ライブは、ストック資産ではない。
やり続けないと意味がないフロー型だ。

専任の担当者を置けるか?
社長が毎日時間を割けるか?

「週1回、30分だけ」
これならやらない方がマシだ。
アルゴリズムに評価されず、誰にも見られない。

中途半端な戦力投入は、兵力の逐次投入と同じ。
全滅するだけだ。

やるなら毎日。
できないならゼロ。
0か100かだ。

2. キャラクターの不在

「喋れる社員がいません」
「顔出しNGです」

無理だ。

ラジオ(音声配信)をやるか、VTuberを作る手もある。
だが、それも「中の人」の魅力次第だ。

魅力的な演者(Cast)が用意できないなら、
テキストや写真で戦うInstagramやブログに注力すべきだ。

無理やり話下手の社員を立たせて、
会社のブランドイメージを毀損するリスクを考えろ。
放送事故は、やる前から予見できる。

3. ターゲット層の不一致

「うちは高齢者向けの補聴器を売ってます」

TikTokに高齢者も増えているが、まだ主流ではない。
新聞広告の方がCPA(獲得単価)がいいかもしれない。

最新ツールが常に正しいわけではない。

顧客(User)がどこにいるか。
現場を見ろ。

誰もいない海で釣り糸を垂らすな。

4. 結論:勇気ある撤退

まとめよう。

1. リソース不足:継続できないならやらない。
2. タレント不在:演者がいないならやらない。
3. 市場不一致:客がいないならやらない。

「みんながやっているから」
これは子供の理屈だ。

大人のビジネスマンなら、
「うちはやりません。なぜなら…」と語れ。

やらないと決めることで、
やるべきこと(本業)に集中できる。
それが経営だ。

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壱
記事執筆・検証

渋沢A壱 (Shibusawa A-Ichi)

「でじたるあそび」編集長。AI、デジタル、エンタメ、暮らしの気になるテーマを、好奇心のままに試して発信しています。

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