履歴は埋まっても、心は空っぽ
スマホの画面をスクロールすれば、彼とのやり取りが延々と続いている。 話題は尽きないし、スタンプも飛び交う。 客観的に見れば、とても親密で、順調な関係に見える。
けれど、ふとスマホを置いた時、胸に残るのは充足感ではなく、乾いた風のような空虚感。 「私たちは、本当にお互いを知っているのだろうか」 「大事な話は何一つできていないのではないか」
表面的な情報の交換だけが積み上がり、核心部分には決して触れないように、お互いが無意識にバリアを張っている。 まるで、氷の上を滑るように会話をしているだけで、水面下の深い場所には潜れていないような感覚。 量は質を保証しないという現実に、気づき始めている。
安全地帯での足踏み
深まることへの恐怖
冬の朝、主人公は尽きない会話の虚しさに気づき、立ち止まります。
「会話は毎日続いてんのに、心の距離は一ミリも縮まってへん気がすんねん」
会話を続けること自体が目的化してしまい、関係を深めるという本来の目的を見失っている状態です。 なぜ、深めないのか。 それは、深く踏み込むことで、価値観の違いが露呈したり、拒絶されたりするのが怖いからです。 「今日のランチ」や「流行りのドラマ」の話をしている限り、傷つくことはありません。 その安全地帯に留まったまま、足踏みをして「進んでいるふり」をしているのです。
くノ一が共感します。
「わかる!喋ってるのに、なんか壁がある感じやん!」
その壁は、相手が作ったものではなく、お互いが協力して作り上げた「不可侵条約」の壁かもしれません。
量で誤魔化す不安
忍者(マスク無し)は、核心を突きます。
「量は増えてんのに、深さが変わらへんねん」
七命図では、「感情の受け渡し」には濃度があると考えます。 薄い感情を100回交換しても、濃い信頼関係は生まれません。 むしろ、薄い会話で時間を埋めることで、「私たちは仲が良い」と自分たちを納得させようとしているのかもしれません。 それは、沈黙を恐れるあまり、BGMをかけ続けている状態に似ています。
表面を撫でるだけの優しさ
花魁が、その関係の脆さを指摘します。
「表面だけ撫でてる会話、続けててもなぁ…」
傷つけない代わりに、触れもしない。 それは優しさのように見えて、実は一番遠い場所にいることかもしれません。 相手の孤独に触れ、自分の弱さを見せる。 そのリスクを冒さない限り、心の距離計は動かないままです。
一歩踏み込む勇気
猫が促します。
「にゃー…(踏み込まんとな)」
猫は、懐に入り込む時、躊躇しません。 相手のテリトリーに足を踏み入れる勇気。
一回の沈黙が、距離を変える
ダラダラと続く会話を、一度止めてみる。 そして、「実は今、こんなことで悩んでるんだ」と、少し重たい石を投げ込んでみる。 あるいは、「あなたのこういうところ、すごく尊敬してる」と、真っ直ぐな言葉を伝えてみる。
水面が波立ち、安全なバランスは崩れるかもしれません。 けれど、その波紋の先でしか出会えない、相手の本当の表情があるはずです。 100回の「おはよう」より、1回の「助けて」が、二人を近づけることがあります。
▼ ラジオで聴く(声の温度)
文字とは少し違う温度で、 同じテーマを静かに話しています。 夜に向いているかもしれません。
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