心地よいけれど、進まない
「おはよう」から始まり、「おやすみ」で終わる。 その日あったこと、食べたもの、見たテレビの話。 ラリーは途切れることなく続き、画面の中では仲の良い二人が存在している。
けれど、ふとカレンダーを見たとき、気づいてしまう。 「次に会う約束、してないな」 「今度っていつだろう」
会話は弾んでいるはずなのに、具体的な日程の話になると、スルリとかわされるような、あるいは話題が自然と逸れていくような感覚。 この心地よいやり取りは、関係を深めるためのステップなのか、それとも、このままの距離を保つためのバリケードなのか。 進まない時計を眺めながら、小さな疑念が膨らんでいきます。
キープという名の現状維持
永遠の「また今度」
冬の朝、変わらない景色の中を走り続ける主人公が、行き場のない思いを吐露します。
「毎日LINEしてんのに、『今度』とか『いつか』の話が一切出えへん…これ、なんなん?」
LINEが続くということは、嫌われてはいないということです。 しかし、未来の話が出ないということは、現時点では「それ以上」を望まれていないということかもしれません。
「今度」や「いつか」は、未来を約束する言葉ではなく、未来を先送りするための魔法の言葉です。 具体的な日付を決めないことで、責任や期待から逃れつつ、繋がっているという安心感だけを摂取する。 それは、関係性の「サブスクリプション」を、無料期間だけで楽しみ続けようとする態度に似ています。
楽しいけれど、空虚
くノ一が共感します。
「わかる!会話は弾むけど、未来の話になると急に静かになるやつ!」
忍者(マスク無し)は、その実態を暴きます。
「『また遊ぼな』って言われても、日にちが決まらへんやつな」
雑談はコストがかかりません。しかし、会う約束にはコスト(時間、お金、労力)がかかります。 そのコストを払う意思があるかどうかが、関係性の本気度を測るリトマス試験紙です。 テキストだけの関係は、安全で、傷つかず、そして寂しさを紛らわせるには最適です。 けれど、そこに体温はありません。
足踏みというダンス
花魁が、切なく呟きます。
「続いてるようで、進んでへん…そういう関係ってあるんよな」
七命図では、変化しない関係は「役割の固定化」を意味します。 あなたは「暇つぶしの相手」あるいは「承認欲求を満たす相手」として固定されている可能性があります。 相手にとっては、今の距離感がベストバランスなのです。 近づきすぎず、離れすぎず。 その「ぬるま湯」の心地よさに、あなたもまた、依存してしまっているのかもしれません。
時間は有限
猫が現実を突きつけます。
「にゃー…(進まへんなぁ)」
猫は、獲物が捕まらないと分かれば、すぐに見切りをつけて次の場所へ行きます。 同じ場所でじっと待っているのは、人間だけです。
チケットを提示してみる
この膠着状態を破るには、一度だけ、明確なチケットを提示してみるしかありません。 「いつか」ではなく「来週の土曜日」と言ってみる。 「行けたら行く」ではなく「行きたい」と言ってみる。
それで相手が引くようなら、それまでの関係だったということです。 怖いけれど、止まった時計を見続けるよりは、針を動かしてみるほうが、あなたの時間は動き出します。 進むにせよ、終わるにせよ、未来はそこからしか始まりません。
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文字とは少し違う温度で、 同じテーマを静かに話しています。 夜に向いているかもしれません。
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