論理が通用しない聖域
普段なら絶対に許せないこと。 時間にルーズだったり、部屋が散らかっていたり、服のセンスが微妙だったり。 他の人がやっていたら「だらしない」「ありえない」と眉をひそめるような欠点が、特定の人に限ってだけ、なぜか「チャームポイント」に見えてしまう。
「そこが人間らしくていい」 「抜けているところが可愛い」 そんな無理やりな理屈をつけて、すべてを肯定してしまう自分。 周りから「やめておきなよ」と言われても、全く耳に入らない。
これは恋という名の魔法でしょうか、それとも脳が引き起こす一時的なバグでしょうか。 理屈を超えた肯定力が働くとき、私たちは無敵で、そして少しだけ滑稽です。
あばたもえくぼのメカニズム
認識を書き換える強力な補正
冬の朝、信じられないものを見たような顔で主人公が叫びます。
「あばたもえくぼって言うけど、もはやバグ技やろそのフィルター!」
「あばたもえくぼ」という言葉が昔からあるように、好意は対象の認識を歪めます。 脳内の報酬系が活発になり、相手の存在そのものが快楽物質のトリガーになると、ネガティブな要素さえも「その人を構成する一部」として愛おしく感じられるようになります。
これは、生物としての生存戦略かもしれませんし、単なる認知のバグかもしれません。 いずれにせよ、このフィルターがかかっている間、私たちは論理的な判断能力を失い、幸福な全肯定モードに入ります。
病気と魔法のあいだ
くノ一が呆れながら言います。
「ダメなとこほど愛おしいって、病気やな!」
忍者(マスク無し)も続きます。
「遅刻癖すらチャーミングに見える魔法!」
完璧な人間はいません。だからこそ、欠点のない人を愛することはできません。 欠点とは、その人の「凸凹」の「凹」の部分です。 自分の「凸」と相手の「凹」がかみ合ったとき、欠点は愛すべきフックになります。 「私がいないとダメなんだから」という庇護欲を刺激する場合もあれば、単にその無防備さに安心する場合もあります。
七命図の視点では、「関係性」はお互いの歪みを許容し合うことで深まると考えます。 欠点を愛せるというのは、その歪みを受け入れる準備ができているということです。
惚れた弱みという強さ
花魁が、その状態を艶やかに肯定します。
「惚れた弱みにつけこみおって、可愛いやつめ」
相手の欠点が見えなくなるのではなく、欠点が見えているのに、それを上回る魅力でねじ伏せられている状態。 「惚れた弱み」と言いますが、それは相手のすべてを受け入れる「強さ」でもあります。 理屈で選別していない分、その感情の根は深いのかもしれません。
近眼という幸せ
猫が冷静に分析します。
「フンッ(恋は盲目、猫は近眼)」
猫は近くのものしか見えませんが、それで困ってはいません。 恋のフィルターも、広い視野を失わせる代わりに、目の前の相手への解像度を極限まで高めてくれます。 遠くの未来や、世間体といったノイズを遮断し、今ここの二人だけに集中させる機能。 それは、期間限定の幸せな近眼状態です。
魔法が解けたあとに残るもの
いつか魔法は解けます。フィルターは薄れ、欠点はただの欠点に戻ります。 「なんでこんなことが可愛く見えたんだろう」と首を傾げる日が来るかもしれません。
けれど、欠点を一度でも「愛おしい」と思えた記憶は、その後の関係を支えるクッションになります。 「まあ、こういうダメなところも含めて、あいつらしいか」 そう思えるなら、それはバグではなく、愛の始まりだったと言えるでしょう。
今はただ、その強力なフィルター越しに見える、キラキラした世界を楽しんでいればいいのです。
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