七命図

「なんでも話せる」はだいたい片方だけ|聞き役という名の感情のゴミ箱

信頼という言葉に隠された甘え

「私たち、なんでも話せる関係だよね」 「あなたにだけは、本当のことが言える」

そんな言葉を向けられたとき、嬉しいと感じると同時に、ずしりとした重みを感じることはありませんか? 信頼されているという満足感の裏側で、相手から吐き出される愚痴、不満、ネガティブな感情を、ひたすら受け止め続けなければならない疲労感。

「なんでも話せる」というのは、聞こえはいいですが、しばしば「(私が)なんでも話せる(あなたは黙って聞く)」という一方的な契約になりがちです。 話す側はスッキリして帰っていきますが、聞かされた側の心には、行き場のない澱(おり)が静かに積もっていきます。

受け止める側の器にも限界がある

搾取される優しさ

冬の朝、冷え切った空気の中で主人公が叫びます。

「なんでも話せるって言うけど、それ、聞いてる側が我慢してるだけちゃうんか!」

関係性において、聞き役と話し役が固定化されると、そこには「感情の搾取」が生まれます。 話す側は、自分の感情をデトックスするために相手を利用している無自覚な加害者になり、聞く側は、優しさゆえに拒絶できない被害者になります。

「聞いてくれてありがとう」という感謝の言葉で帳消しにされた気になりますが、受け取った負のエネルギーは、簡単には消えません。 聞き役が我慢することでしか成立しない関係は、遅かれ早かれ破綻します。

耳にタコ、心に穴

くノ一が本音を漏らします。

「耳タコやで、ほんまに!」

忍者(マスク無し)も、構造的な問題を指摘します。

「受け止める方の器、デカすぎ問題!」

聞き役の器が大きいからといって、そこに何を投げ込んでもいいわけではありません。 どんなに丈夫な器でも、容量には限界がありますし、汚物を入れられ続ければ汚れます。 「あの人は聞いてくれるから」という甘えは、相手の器を磨耗させていることに気づかない鈍感さの表れです。

七命図でいう「役割の偏り」が極端な状態です。 片方がカウンセラー役を強いられ、もう片方がクライアント役になりきっている。 これでは対等な友人やパートナーとは言えません。

排出した後の顔

花魁が、その理不尽さを皮肉ります。

「話したいだけ話して、スッキリした顔しやがってなあ」

自分の心のゴミを相手に渡して、自分だけ身軽になる。 それは「感情の受け渡し」ではなく「感情の投棄」です。 受け取った側がその後、どんよりとした気分を引きずっていることなど、スッキリした本人は想像もしないでしょう。

本当の良い関係とは、お互いに荷物を持ち合うこと、あるいは、相手に荷物を渡すときは「重いけどごめんね」という配慮があることです。

聞き流す技術

猫が処世術を教えてくれます。

「ニャー(聞き流すのが一番や)」

真面目な人ほど、一言一句漏らさず受け止めようとしてしまいます。 でも、猫のように、半分寝ながら聞くくらいでちょうどいいのかもしれません。 「へー」「そうなんだ」と相槌は打ちつつ、心の中には入れない。 右から左へ受け流す。 自分の心を守るためには、そんなスルースキルも必要です。

「聞かない」という選択肢

もし今、誰かの「なんでも話せる」相手として疲弊しているなら、たまには「今日は疲れてるから聞けない」と断ってもいいのです。 それで壊れる関係なら、それはあなたにとって必要な関係ではないかもしれません。

あなたの耳と心は、誰かのゴミ箱ではありません。 美しい音楽を聴いたり、静寂を楽しんだりするためにある、あなた自身の大切な器官なのです。


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渋沢A壱
渋沢A壱 動画編集者/オンライン教育サポーター/ウェブディレクター/著者(執筆中) TikTokライブを日々コツコツ続けながら、リスナーとの交流や配信の工夫を地道に研究しています。 動画編集や配信ノウハウを初心者にもわかりやすく毎日発信し、同じように頑張る配信者の方々からも支持をいただいています。 現在は、人生や思考の新しい視点を探る書籍の執筆にも取り組んでおり、多角的な考え方を発信しています。 👉 TikTokライブはこちら 👉 X(Twitter)はこちら ライブ配信では、この記事のテーマをはじめ、配信運営のコツや視聴者との交流法を日々深掘り。 興味があれば、ぜひ気軽に遊びに来てください。
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