解散した瞬間に訪れる静寂
さっきまであんなに笑っていたのに。 「またね」と手を振って、改札を抜け、一人になった瞬間。 急に世界の彩度が落ちたような、冷たい風が心に吹き込んでくる感覚。
電車の窓に映る自分の疲れた顔を見て、急激な不安に襲われる。 「あの発言、余計だったかな」 「無理して笑ってなかったかな」 「相手も本当に楽しかったのだろうか」
楽しかった時間の記憶が、みるみるうちに反省点へと書き換えられていく。 幸福感が高ければ高いほど、その反動としての落差も大きい。 帰り道のこの重たい気分は、一体どこから来るのでしょうか。
答え合わせという名の自傷行為
楽しさの証明を求めて
冬の夕暮れ、または夜明け前。一人になったランナーが、ふと立ち止まりそうな足取りで語ります。
「会ってる時は楽しいのに、帰り道で急に不安なってくるねん」
会っている最中は、その場の空気や相手の反応に集中していて、思考する隙がありません。 しかし、一人になると「客観的な視点」が戻ってきます。 それはまるで、自分の演技をモニターでチェックする監督のような視点です。
「楽しかった」という主観的な感情だけでは満足できず、「正しかったか」という客観的な証明を求めてしまう。 でも、相手の心の中は見えないから、答え合わせは永遠に完了しません。 その不確定さが、不安の正体です。
思考の暴走
くノ一が指摘します。
「一人になった瞬間、考えすぎるやつや」
忍者(マスク無し)も続きます。
「楽しかったんか、相手も楽しかったんか、わからんくなるんよな」
自分は楽しかった。でも相手はどうだったか。 七命図でいう「役割」において、あなたは「相手を楽しませる役」を過剰に背負っていたのかもしれません。 だから、接待が終わった後のように、「成果」を気にしてしまう。
対等な関係であれば、沈黙すら心地よいはずです。 帰り道に不安になるのは、無理をして背伸びをしていた反動か、あるいは相手に嫌われたくないという恐れが強すぎるせいかもしれません。
記憶の改ざん
花魁が、帰り道の意味を説きます。
「帰り道は、答え合わせの時間やね」
本来、帰り道は余韻に浸るための時間です。 あの時の笑顔、あの時の言葉を反芻して、温かい気持ちで家路につく。 しかし、自己肯定感が揺らいでいると、その時間は「検閲」の時間に変わります。 良かった点よりも悪かった点を探し出し、楽しかった記憶を「失敗だったかもしれない記憶」に書き換えてしまう。 それはとても悲しい自傷行為です。
そのまま眠る幸せ
猫がシンプルに締めます。
「にゃー(猫は寝るだけや)」
猫は、遊んだ後は満足して寝ます。 「さっきの猫じゃらしへの反応、イマイチだったかな」なんて悩みません。 「楽しかった、以上。」 その単純さが、幸せを保存する秘訣です。
不安は置いて帰ろう
帰り道で不安になったら、それは脳が疲れているサインだと思いましょう。 考えすぎている自分に気づいたら、「今日は楽しかった」という事実だけを胸に留めて、思考を強制終了させる勇気も必要です。
相手もきっと、同じような不安を感じながら帰っているかもしれません。 お互いに不器用で、お互いに相手を大切に思いすぎている。 そう想像すれば、その不安さえも、愛おしいものに変わるかもしれません。
今日はもう、反省会は終わり。 温かいお風呂に入って、泥のように眠るだけです。
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