追いかけていた熱はどこへ
あんなに欲しかった言葉なのに。 相手の気持ちが知りたくて、一挙手一投足に舞い上がっていたはずなのに。 いざ相手から好意を向けられ、「好きだ」と言われた瞬間、スッと潮が引くように心が冷めていく感覚。
「嬉しい」という感情よりも先に、「あ、終わった」という虚無感や、生理的な違和感が押し寄せてくる。 自分はなんて薄情な人間なんだろう。 相手をもてあそんでいるつもりはないのに、どうしても心がついていかない。
いわゆる「蛙化現象」とも呼ばれるこの心理。 それは単なるわがままではなく、自分自身の「役割」や「自己評価」に深く根ざした、切実な防衛本能なのかもしれません。
憧れと現実の温度差
魔法が解ける瞬間
冬の朝、白い息を吐きながら走る主人公が、困惑した表情で独白します。
「好きって言われた瞬間、なんか冷めてもうた。なんでやろな」
追いかけている時、相手は「理想の存在」として輝いています。 高嶺の花、届かない星。 その距離感が、恋心という名の幻想を美しく彩っていました。
しかし、相手が自分に好意を持った瞬間、相手は「自分と同じレベルの人間」に引きずり下ろされます。 「こんな自分を好きになるなんて、この人は大したことないのかもしれない」 無意識の自己否定が、相手の価値をも引き下げてしまう現象。 魔法が解けた世界は、あまりにも現実的で、色あせて見えるのです。
ハンターの心理
くノ一が、鋭く分析します。
「追いかけてる方が、楽しかったりするやん」
忍者(マスク無し)も続きます。
「手に入ったもんより、手に入らんもんが欲しなるんや」
「追う」という行為そのものが目的化しているケースです。 攻略すること、振り向かせること。そのプロセスに快楽を感じる「ハンター」としての役割。 獲物が手に入った瞬間、ゲームクリアとなり、次の獲物を探したくなる。
これは関係性を築きたいのではなく、自己効力感(自分は影響力があるという感覚)を満たしたいという欲求の表れかもしれません。 七命図で言えば、「感情の受け渡し」が一方通行であることを望んでいる状態です。
好意を受け取る恐怖
花魁の言葉が、心の奥底を照らします。
「好きって言われるんが怖い人、おるんよ」
好意を向けられるということは、相手の期待を背負うことでもあります。 「失望されたくない」「本当の自分を見たら嫌われるかもしれない」 そんな恐怖が、無意識に相手を拒絶させます。
冷めるというのは、傷つく前に自分から関係を断ち切ろうとする、心の安全装置なのかもしれません。 近づきすぎて壊れるくらいなら、遠くから眺めていたほうが美しいままでいられる。 そんな切ない諦めが隠れています。
飽きるという防衛
猫が気まぐれに鳴きます。
「にゃー(猫も飽きるし)」
猫がおもちゃに飽きるように、人間の感情も永遠ではありません。 ただ、それが「好きと言われた瞬間」に来るという特異性。 それは、あなたがまだ「愛される自分」に慣れていないだけかもしれません。
等身大の自分で向き合うために
この冷める現象を、自分の性格の悪さだと決めつけないでください。 それは、あなたがまだ「理想の自分」と「現実の自分」の間で揺れている証拠です。
相手を偶像化せず、自分を卑下せず。 ただの人間同士として向き合えるようになった時、この魔法は解けるのではなく、穏やかな体温へと変わっていくはずです。
焦らなくていい。 冷めてしまったその心も、あなたの一部として、まずは認めてあげてください。
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