眠いのに、眠りたくない夜
「今日も忙しかった」「時間が足りない」 昼間、何度も口にしたその言葉。 本当に疲れ切っているなら、泥のように眠ればいいはずです。 けれど、日付が変わっても、部屋の電気を消しても、スマホの画面明かりだけが顔を照らしている。
SNSのタイムラインを無目的にスワイプし、動画を次々と再生する。 時計の針は深夜2時、3時を回り、明日の朝が辛くなることは分かっているのに、指が止まらない。 それは単なる夜更かしではなく、昼間の自分に対する小さな復讐のようにも思えます。
「時間がない」と言いながら、時間を浪費するこの矛盾。 そこには、言葉にできない心の渇きが隠れているのかもしれません。
「自分の時間」を取り戻すための儀式
昼間の役割からの脱出
目の下に隈を作りながら走る主人公が、自嘲気味に叫びます。
「忙しいって言うくせに、SNSの更新は深夜3時やん」
昼間の私たちは、何者かの「役割」を演じています。 会社員、親、パートナー、あるいは良い人。 その時間は「他人のため」に使われる時間であり、自分の魂が自由に呼吸できる時間ではありません。
だからこそ、誰も見ていない深夜、世界が静まり返ったその時間帯だけが、唯一「自分」に戻れる聖域になります。 SNSを見る、どうでもいいことを呟く、ぼーっとする。 その生産性のない時間こそが、役割に縛られた心を開放するために必要なのです。 忙しければ忙しいほど、睡眠時間を削ってでも「自分だけの無駄な時間」を確保しようとする。これは心の防衛反応と言えます。
優先順位という名の鏡
くノ一が痛いところを突きます。
「忙しいは、だいたい優先順位の話やな」
本当にやりたいことなら、どんなに忙しくても時間は作れます。 逆に言えば、「忙しい」を言い訳にして後回しにしていることは、本当はそこまで重要ではないか、あるいは向き合うのが怖いことなのかもしれません。
深夜のSNSは、あなたにとって「睡眠」よりも優先順位が高いのです。 それは体の休息よりも、心の逃避のほうが緊急性を帯びているというサインでもあります。 自分の心が何を求めてその時間を浪費しているのか、一度立ち止まって考えてみる価値はあります。
気持ちの不在
忍者(マスク無し)は、核心を指摘します。
「時間ないんちゃう、気持ちがないねん」
昼間のタスクに対して「時間がない」と感じるのは、そこに心が乗っていないからかもしれません。 心が乗らないことを強いられているストレスが、夜中の覚醒を招きます。
「気持ちがない」ことを認めるのは勇気がいります。 しかし、それを認めることで、「なぜ自分は夜更かしをしてしまうのか」という謎が解けることがあります。 満たされない気持ちを、デジタルの光で埋めようとしているのかもしれません。
「忙しい」という防波堤
花魁の言葉には、大人の事情が見え隠れします。
「忙しいって便利な言葉やね、傷つけんし」
「忙しい」は、自分を守るための鎧でもあります。 他人からの誘いを断るため、面倒なことに関わらないため、あるいは自分自身の無力さと向き合わないため。 その言葉を使っているうちに、本当に心が忙殺されてしまい、何を感じているのか分からなくなってしまう。
深夜のSNSは、そんな鎧を脱ぎ捨てて、ただの生身の人間として世界と繋がろうとする、不器用な試みなのかもしれません。
正直な体
猫がシンプルに言い放ちます。
「にゃー(猫は正直やで)」
猫は眠ければ寝ます。遊びたければ遊びます。 昼も夜も関係なく、自分の欲求に忠実です。 人間はそうはいきませんが、深夜3時の行動は、ある意味で猫のように正直です。 「まだ終わりたくない」「まだ今日に満足していない」という正直な叫びが、指先を動かしているのです。
夜明け前の静寂に許しを
矛盾した行動を責めるのはやめましょう。 あなたが夜更かしをしてしまうのは、あなたが怠惰だからではなく、あなたが必死にバランスを取ろうとしているからです。
ただ、もしその時間が翌日の自分を苦しめているなら、少しだけ時間の使い方を変えてみるのも手です。 SNSを見る代わりに、窓を開けて夜の空気を吸ってみる。 好きな音楽を一曲だけ聴いて、目を閉じる。 「役割」から降りる方法は、画面の中以外にもあるはずです。
今はただ、頑張った今日という日を静かに見送り、明日へバトンを渡してあげてください。
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