七命図

一番しんどい時はいつも一人|ゴール付近だけ元気な人たちと、静かな誇り

成果の横取りに感じるモヤモヤ

プロジェクトが大詰めを迎えたとき、あるいは困難な仕事がようやく軌道に乗ったとき。 それまで姿を見せなかった人が、急に「自分も関わっていました」という顔で現れることがあります。 美味しいところだけを持っていく人。 ゴールテープを切る瞬間だけ、一番いい笑顔で写真に写ろうとする人。

そんな光景を見て、胸の奥がざらつくような違和感を覚えることはありませんか? 「あの苦しかった夜、あなたはどこにいたの?」 言葉には出せないけれど、飲み込んだ感情が喉の奥でつかえているような感覚。 それは、真面目に走ってきた人だけが知る、孤独な苛立ちです。

見えない区間を走るということ

孤独なランナーの叫び

冬の姫路城の前、白い息を吐きながら走る主人公は、やりきれない思いを空に投げかけます。

「ゴール見えたら急に走れるやつ、おるやん。…一番しんどいところは、いつも一人やってんけどな」

最もエネルギーを必要とするのは、スタート直後の高揚感が消え、ゴールも見えない中盤の道のりです。 誰も見ていない、評価もされない、ただただ苦しい時間。 そこで足を止めずに進み続けたのは、紛れもなくあなた自身です。

「一番しんどいところは、いつも一人」 この事実は、寂しいことのように思えますが、同時に誰にも侵すことのできない聖域でもあります。 その区間の景色を知っているのは、あなただけなのです。

中盤の不在を問う

くノ一は鋭く指摘します。

「ラストスパート得意な人って、中盤どこおったん?って思うわ」

忍者も続きます。

「見てる人おる時だけ頑張れるタイプな」

彼らは「見られること」をエネルギー源にして動いています。 対してあなたは、「走ることそのもの」あるいは「責任」をエネルギー源にして動いてきました。 動機の質が根本的に違うのです。

役割の偏りがここに生じています。 「耕す人」と「収穫する人」が分かれてしまっている状況。 社会ではよくあることですが、感情の受け渡しとしては不均衡が生じます。 しかし、彼らの軽薄さは、彼ら自身が一番よく知っているはずです。 中盤の苦しみを知らない彼らは、本当の意味での達成感や、自信の深さを得ることは永遠にできません。

記憶している人がいる

花魁の言葉が、冷えた心に温かい火を灯します。

「きつい時に手ェ貸してくれた人のこと、忘れへんもんよ」

誰も見ていないと思っていても、本当の理解者は見ています。 派手なパフォーマンスではなく、苦しい時に黙って手を動かしていたあなたの姿。 それを記憶してくれている人が、必ずどこかにいます。

「おいしいところ」は持っていかれたとしても、「信頼」という最も重くて価値のあるものは、あなたの手元に残っています。 それは一朝一夕には手に入らない、孤独な時間の対価です。

全力を出すタイミング

猫が呟きます。

「にゃー(最後だけ全力出すやつな)」

最後だけ全力を出す生き方も、一つの処世術かもしれません。 けれど、最初から最後まで走り抜けた足腰の強さは、次のレースでもあなたを支え続けます。 最後だけ走った人は、また次のゴール付近を探さなければなりませんが、あなたはどこからでも走り出せる。 その「自走できる力」こそが、誰にも奪われない財産です。

静かな誇りを胸に

ゴール付近の喧騒をよそに、自分の呼吸を整えましょう。 写真には写らないかもしれない。手柄話にはならないかもしれない。 けれど、あの一番しんどい上り坂で、足を止めなかった自分自身の感触だけは、確かな温度を持って残っています。

その静かな誇りがあれば、他人の振る舞いに心を乱されることは減っていきます。 あなたは、あなたの知っている道を、ただ堂々と行けばいいのです。


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渋沢A壱
渋沢A壱 動画編集者/オンライン教育サポーター/ウェブディレクター/著者(執筆中) TikTokライブを日々コツコツ続けながら、リスナーとの交流や配信の工夫を地道に研究しています。 動画編集や配信ノウハウを初心者にもわかりやすく毎日発信し、同じように頑張る配信者の方々からも支持をいただいています。 現在は、人生や思考の新しい視点を探る書籍の執筆にも取り組んでおり、多角的な考え方を発信しています。 👉 TikTokライブはこちら 👉 X(Twitter)はこちら ライブ配信では、この記事のテーマをはじめ、配信運営のコツや視聴者との交流法を日々深掘り。 興味があれば、ぜひ気軽に遊びに来てください。
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