ライブ配信を始めた頃、
「続けることがいちばんの武器になるよ」と何度も言われてきた。
でも正直、言葉としては理解できても、体の奥まで落ちていく感じはなかった。
続けるって、簡単なようでむずかしい。
数字に左右される日もあるし、テンションが上がらない日もある。
誰かのひとことが刺さって、配信ボタンを押す手が止まった時期もあった。
それでも、なんとか続けていく中で「これは習慣として残したほうがいい」と
自分の中に積もってきたものがいくつかある。
今日書くのは、配信テクニックの話ではない。
スキルより前にある、“続ける人がやっている小さな習慣”の話だ。
1|うまくいかない日は“やらない理由”が増える
配信をしていると、ときどき波が来る。
伸びる日もあれば、驚くほど静かな日もある。
静かな日は、決まって頭の中がにぎやかになる。
「今日はやめとこうかな」
「数字が動かないし、意味あるのかな」
「もう少し準備してからでいいかも」
表向きは“合理的な理由”だけど、本音はただの怖さだった。
見られなかったらどうしよう。
誰も来なかったらどうしよう。
期待に応えられないかもしれない。
でも、そこで気づいた。
やらない理由が増える日は、行動を小さくすればいい。
30分だけ配信する。
雑談だけにする。
元気なふりをしない。
完璧じゃなくていい。
“とりあえず席に着く”だけで、案外スイッチは入る。
続ける人は、気合いではなく「小さく動く癖」を持っている。
2|完璧を目指すほど、視聴者との距離は遠くなる
ライブ配信って、編集できない。
取り繕えないし、素の部分がどうしても出る。
だからこそ、最初の頃は“完璧にしよう”と力が入りすぎていた。
照明をきれいにして、話す内容を固めて、
ミスしないように気を張っていた。
でも、ミスを恐れすぎると、声が硬くなる。
コメントを拾う余裕もなくなる。
視聴者からしたら“話しかけづらい雰囲気”ができ上がる。
ある日、ふと気を抜いて配信してみた。
台本なし、雑談ベース、ちょっとした失敗も笑いに変える感じで。
そしたら、コメントが前より返ってくるようになった。
共感や相談も増えた。
その時、はっきり分かった。
ライブは「上手い人」が愛されるんじゃない。
「近い人」が愛される。
丁寧さより、温度。
完璧な進行より、呼吸。
視聴者は“隙”を嫌がらない。
むしろそこに、人を感じて寄ってくる。
3|ストックより“体力の配り方”がいちばん大事だった
配信者をやっていると、体力の消耗が半端じゃない日がある。
テンションを保ちながら話し続け、コメントに反応し、
同時に頭の中で次の動きを組み立てる。
だから、長時間の配信が正義ではなかった。
どれだけ心の体力を残しながら続けられるか。
そこが勝負だった。
ぼくが決めているのは、
「元気を全部配信に置いて帰らない」ということ。
100%の元気があったら、使うのは70%。
残りの30%は自分の生活や、翌日の自分に残しておく。
SNSや配信の世界は“今日の結果”に気持ちを持っていかれがちだ。
だけど、続けるために必要なのは勝ち負けではなく、
毎日を均等に使う力だった。
配信者としての成長は、積み上げ型。
急に跳ねる人もいるけど、ほとんどはじっくり育つ。
数字が動かない日があっても、
それは才能がないんじゃなくて「育っている途中」。
根っこが伸びている時期は、地表には何も見えない。
まとめ|続ける人は、習慣が味方をしてくれる
続けることは、根性じゃなかった。
気分に左右されない小さな行動。
自分をごまかさない距離感。
体力を未来の自分に残すこと。
習慣は裏切らない。
積み重ねは嘘をつかない。
ぼくが配信を続けてきて思うのは、
“今日できる小さな一歩”を軽く扱わないこと。
続けられた日は成功の日。
続けた自分を、ちゃんと褒めていい。
読んでくれたあなたの明日が、
少しだけ軽くなりますように。
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